健康の広場
広報誌
かなざわ日赤ニュース Vol.13(平成19年1月発行)
ドライアイ
〈最近増えているドライアイ〉
〜 エアコン完備による空気の乾燥とコンピュータ作業が原因 〜
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医師 内山 佳代(うちやま かよ) 日本眼科学会 専門医 |
1)ドライアイは「目の粘膜の肌荒れ」
涙は目の表面を覆って、目を守るバリアの働きをしています。その涙が減ったり、成分が変わったりすると、「目の粘膜に肌荒れ」をおこします。これがドライアイです。
ドライアイの症状には、目が乾くだけではなく、目が疲れる、目がごろごろする、まぶしい、目やにがでる、充血する、などの様々なものがあります。また、ドライアイなのに涙が出るという症状を訴える方もあります。
2)ドライアイの原因
ドライアイの原因は、(1)涙が少ない (2)涙はでるが蒸発しやすい の二つに大別できます。
涙が少ないドライアイには、膠原病などの全身疾患のあるものと、ないものに分けることができます。ドライアイをきたす全身疾患の代表は、シェーグレン症候群です。目の渇きだけでなく、口の乾きもある場合は、シェーグレン症候群かもしれません。内科を受診しましょう。また全身疾患のないドライアイは、ほとんどが年齢によるものですが、降圧剤や精神安定剤などの薬剤や不規則な生活が原因になることもあります。
涙は出るが蒸発しやすいドライアイには、まばたきが減ることによっておこるものと、空気の乾燥によっておこるものがあります。まばたきが減るのは、パソコンやテレビゲーム、携帯メール、読書をしているときです。意識して瞬きをするようにしましょう。またエアコンの完備により、空気が乾燥しやすくなりました。部屋の湿度に注意を払いましょう。
3)ドライアイの治療
まず最初に行うのは、点眼治療です。人工涙液やヒアルロン酸点眼薬で、水分補給と保湿を行います。点眼治療を行っても改善しないときは、涙点プラグを挿入します。涙点プラグ治療というのは目頭にある涙点という涙の排水口に、シリコン製のねじくぎで栓をするという治療です。この治療を行うことによって、涙を少しずつ目にためることができ、目を潤わせることができます。
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