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【金沢赤十字病院】広報誌 かなざわ日赤ニュース Vol.8紹介ページです。

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かなざわ日赤ニュース Vol.8(平成17年5月発行)

「転ばぬ先の杖」

骨粗鬆症とはいったいどのような病気なのでしょうか。
またどのような治療や予防法があるのでしょうか。


骨粗鬆症とは

 骨粗鬆症とは骨の量が減って骨がスカスカになり(右写真)骨折しやすくなる病気です。とくに閉経後に多くみられ、60歳代から急激に増加します。体を動かしたときに痛みがおこり、安静時にはあまり痛みが出ないことが多いようです。悪化すると背中や腰が曲がり、日常生活もままならなくなります。また、転倒など軽微な外傷で手首、腰、背骨や股関節の骨折を起こし、寝たきりの原因となります。


骨粗鬆症の診断

 骨粗鬆症は骨密度の測定によって診断されます。若年者の骨密度を100%としたときに、70〜80%の場合は骨量減少、70%以下の場合に骨粗鬆症と診断されます。


骨粗鬆症の治療

 骨量減少あるいは骨粗鬆症と診断されたら、”転ばぬ先の杖”ではありませんが、症状が悪化する前に適切な治療を開始したほうが良いと思われます。現在、たくさんの薬が用いられており、病気の進行と骨折のリスクを抑えることができます。薬は大きく分けて2種類あります。骨が壊れるのを抑える薬と、骨が作られるのを助ける薬です。骨密度を増やす薬もあり、かなりの効果が期待できると思います。

SERM(サーム)製剤 骨が壊れるのを防ぎます。1日1回服用します。
ビスフォスフォネート製剤 骨が壊れるのを防ぎます。起床時すぐに服用し、30分は食事をひかえます。
エストロゲン製剤 閉経後の女性ホルモンを補充し、骨が壊れるのを防ぎます。定期的な婦人科診断が必要です。
カルシトニン製剤 痛みを和らげる作用があります。週1〜2回の注射剤です。
活性型ビタミンD3製剤 腸からのカルシウム吸収を助け、骨を強くします。1日1回または2回服用します。
ビタミンK2製剤 骨がつくられるのを助けます。1日3回食後に服用します。

骨粗鬆症その予防

 骨粗鬆症は他の成人病と同じで、若いうちから予防することが大切です。骨量は20歳頃までに増加し成人期に最大となり、中高年になると次第に減少します。ですから、いかに成人期までに骨量を増やすかが重要です。そのためには、適度な運動、十分なカルシウム摂取、家に閉じこもらない生活(日光浴)が大事です。過度のダイエット、喫煙や酒の飲み過ぎは骨量を減らすので気をつけてください。



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