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【金沢赤十字病院】広報誌 かなざわ日赤ニュース Vol.6紹介ページです。

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かなざわ日赤ニュース Vol.6(平成16年10月発行)

「グレープフルーツと飲薬の相互作用」

 お薬の飲み合わせによっては作用が強く出たり、弱くなったりするものがあり、このような作用を薬の相互作用といいます。食品とも同様で今回はグレープフルーツと薬の相互作用について説明します。

相互作用が起きる理由

「脳梗塞」は、脳の血管が細くなったり、血管に血栓(血の固まり)が詰まったりして、脳に栄養や酸素が送られなくなるために、脳の細胞が障害を受ける病気です。

 薬は小腸粘膜で吸収され、酵素の助けを借りて人体に使いやすいように変化した後、血液中に溶け込んでいきます。ある種の薬は成分の一つのものか成分そのものが小腸細胞内で変化する際「CYP3A4」という酵素の助けが必要ですが、グレープフルーツにはこのCYP3A4の働きを邪魔する成分が含まれています。その結果、薬の成分が変化しないままいきなり血液中に高濃度で出てきてしまい、こうして薬の血中濃度が高くなると副作用が出現してしまうのです。


グレープフルーツと薬の関係

 グレープフルーツの影響を受ける薬としては、最もよく知られているものに降圧剤であるカルシウム(Ca)拮抗薬(表1)、他に免疫抑制剤、コレステロール降下剤、睡眠導入剤などが上げられます。
 グレープフルーツの量や薬の種類によって、持続時間は異なりますが、効果が1〜3日持続することもあること、コップ1杯程度の飲用でも影響することからも、投与間隔をあけても相互作用を回避することは難しいといえます。
 グレープフルーツの成分の中で「フラノクマリン」は相互作用と関連する可能性があり、同じザボン種の晩白柚、ブンタン、他にスィーティーにも注意が必要です。一方、同じ柑橘系の果物であるバレンシアオレンジ、レモン、カボス、温州みかんには、ほとんど含有されていないため、相互作用は認められていません。
 グレープフルーツの影響を受ける薬剤として、明らかに影響のあるものはバイミカードで、ほとんど影響のないものはアムロジンとヘルベッサーです。他は、多かれ少なかれ影響はあるといわれています(表2)。



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